【月5.5万円の実録】広告の運用代行は個人事業主に必要か?内製化を決めるまで
こんな悩み、ありませんか?
たぬ吉
ぴよ
私は運用代行に月5.5万円を払いながらGoogle・Yahooのリスティング広告を回し、いまは自分で運用できるように内製化を進めています。広告の運用代行は「任せるべき/自分でやるべき」の二択で語られがちですが、実際は段階の問題です。この記事では、委託して分かったこと・手数料の中身・内製化を決めた理由を実録で書きます。読めば自分の事業規模で代行に払う価値があるか、いくらからが払いすぎかを判断できます。
結論:代行は「立ち上げ」に価値がある。回すだけなら高い
先に結論です。運用代行の価値はゼロから広告アカウントを設計する局面に集中しています。キーワード選定、キャンペーン構成、入札設定——ここは素人が独学でやると遠回りします。ただし設計が済んで「回すだけ」になった後も同じ手数料を払い続けるかは、別の判断です。
※内訳の全体は「実店舗経営の経費内訳を全公開」の記事に書いています。
ハリマネ
広告費より手数料の比率が高くなったら、それは構造がおかしいサインです🦔
委託して分かったこと——成果の中身
委託を始めたのは開業2年目の上旬で、今も続いています。きっかけは友人の紹介でした。運用者は友人の友人。その友人が開業当初に同じ人へ頼んで新規集客で大きな結果を出していて、「自分にも」と勧めてくれた。営業電話ではなく、身近な実績を見てから頼めたのは大きかったです。
| 項目 | 実際の数字 |
|---|---|
| 委託費の推移 | 最初は月3.3万円→売上が伸びてから月5.5万円に。実績には満足している |
| 月のCV(予約完了) | Google10件・Yahoo5件くらい。件数はGoogleが多いが、費用対効果はYahooが非常に良い |
| 成果 | このリスティング運用のおかげで、今の収入はホットペッパー時代の3倍になった |
| 年間の広告費と利益 | 広告費は年間約80万円。売上はMAX29万〜92万円まで伸びた月もあり、利益は67万円程度残っている |
| ホットペッパーとの比較 | ホットペッパー(年間プラン計40万円)は新規のリピート率が10人に1人程度だったが、リスティング経由は体感10人中7〜8人がリピート。CPA・LTVともに2倍以上の成果 |
だから先に言っておくと、「代行は無駄」とは口が裂けても言えません。委託には満足しています。それでも内製化を考えている——この2つは矛盾しない、というのがこの記事の本題です。
もう1つ、地味に効いた話を。リスティングを始める前から、GoogleにもYahooにも新規向けの広告クレジット特典があることを知っていました。何も知らない自分の変な運用で、その特典を悪い結果に使い切りたくなかった。だから温存しておいた。おかげで委託を始めた初月、広告費の出費を10万円くらい浮かせることができました。
ハリマネ
内製化を決めた理由
きっかけの瞬間は、はっきり覚えています。家計簿をつけて、自分の経費を細かく計算するようになってから、「委託費の5.5万円ってやっぱり高いな」と感じるようになりました。それまでは「集客できているからいい」で流せていた数字が、毎月並ぶと目に刺さるようになった。
「この額で人が集客できるなら高くない」と言われるかもしれません。その通りだとも思います。でも、施術という対面で報酬をもらう働き方の自分にとって、月5.5万円は患者さん10人分の施術です。毎月10人分、委託費のために働く——家計簿の数字がそう見えた瞬間から、考えが変わりました。
一人鍼灸院で、広告関連に委託費込みで毎月13.5万円前後かかっている。これは正直、高いと感じています。相場の広告費はもう少し低い。AIがここまで発展した今、自分で運用できるようになれば毎月の固定費が5.5万円浮く。だから今の方針はこうです——運用スキルが身につくまでは、今までの広告費に5.5万円を追加して「スキル不足をお金で補う」。仕組みが分かってきたら、広告費そのものを下げていく。そのほうが自分の理想の生き方につながると思っています。もし、これ以上委託費が上がるのであれば、そこでやめて、自分でリスクを背負って頑張るつもりです。
誤解してほしくないのは、委託が無駄だったのではないということです。ゼロから独学で始めていたら、勝ちキーワードに辿り着くまでにもっと広告費を溶かしていたはずです。代行には「授業料込みの立ち上げ費」を払った、というのが正直な総括です。
ハリマネ
任せている間に中身を理解して、卒業する前提で付き合う——これが一人事業主の外注の使い方です🦔
代行に頼むか迷っている人への判断基準
よくある質問
Q. 広告の知識ゼロでも内製化できる?
ゼロからの独学は遠回りです。私が内製化に踏み切れたのは、代行が作った設計(構成・入札・勝ちキーワード)が手元に残っていたから。順番としては「委託で立ち上げ→中身を理解→卒業」が現実的です。
Q. 代行の手数料は経費になる?
なります。手数料は支払手数料(または外注工賃)、広告費そのものは広告宣伝費で処理するのが一般的です。なお、その広告費をカードで払うとポイントがどれだけ貯まるかは、実際の決済額で計算した実録にまとめています。
Q. GoogleとYahoo、どちらを優先すべき?
業種と客層によります。うちの月のCV(予約完了)はGoogle10件・Yahoo5件くらいで、件数はGoogleが多いものの、費用対効果はYahooが非常に良い結果でした。年齢層の高い地域ビジネスはYahooが強いことがある、というのは実感として言えます。ただし計測を整えてから比べないと判断を誤ります。
まとめ
運用代行の価値は立ち上げ局面に集中していて、設計が済んだ後も同じ手数料を払い続けるかは別の判断です。うちは友人の紹介で開業2年目から委託し、収入はホットペッパー時代の3倍になりました。実績には満足しています。それでも、家計簿で経費を細かく見るようになってから「月5.5万円=患者さん10人分の施術」という現実が見え、委託の人一人に集客を依存し続けるリスクも考えて、代行が残した設計を教材に内製化を進めています。委託は無駄ではなく授業料込みの立ち上げ費——任せている間に中身を理解して卒業する前提で付き合えば、外注は一人事業主の武器になります。
たぬ吉
ぴよ
委託費も含めて、固定費全体をどこまで削るか決めた話はこちらです。
\ 次に読むなら /個人事業主の固定費削減チェックリスト|削ったもの・削らないもの実例
※広告の成果は業種・地域・予算で大きく変わります。本記事は一つの鍼灸院の実録です。
