【所得別の差額つき】青色申告と白色申告、結局どっちが得?
こんな悩み、ありませんか?
たぬ吉
ぴよ
「青色は得だけど大変」——この常識、freee会計(PR)のような会計ソフトの登場で半分崩れています。私は青色申告ですが、記帳の苦労はほぼソフト任せです。どっちが得か、金額の目安まで出して整理します。
結論:迷うなら青色。手間の差が昔ほどない
私自身は青色申告です。理由はシンプルで、控除が大きいから。そして、青色のハードルとされてきた複式簿記の記帳は、会計ソフトが自動でやってくれるので、体感の手間は白色とほぼ変わらないからです。
※国民年金・健康保険については、以下の記事で紹介しています。
関連記事【個人事業主が間違えやすいお金】国民年金・健康保険は経費?控除?
ハリマネ
迷って白色を選ぶのは、正直もったいないと言い切ります🦔
青色と白色、何が違うか
違いは大きく3つ
- 白色申告 — 手続き不要・簡易な記帳。特典なし
- 青色申告 — 事前申請と正規の記帳が必要。代わりに最大65万円の特別控除・赤字の繰越し・家族への給与(専従者給与)などの特典があります(国税庁タックスアンサーNo.2070・2072、2026年7月確認)
ハリマネ
会計ソフトを使う前提なら、白色を選ぶ理由はほとんど残りません🦔
65万円控除で税金はいくら減る?——所得別の目安
青色申告特別控除65万円で軽くなる税金は、あなたの税率によって変わります。課税所得別のざっくり目安がこちらです(所得税+住民税10%で試算。復興特別所得税・事業税などは省略した概算です。2026年7月時点の税率に基づきます)。
課税所得200万円の場合:税率約20% → 軽くなる税金 約13万円
課税所得400万円の場合:税率約30% → 約19.5万円
課税所得600万円の場合:税率約30% → 約19.5万円
課税所得800万円の場合:税率約33% → 約21.5万円
課税所得1,000万円の場合:税率約43% → 約28万円
毎年これだけの差です。10年続ければ130万〜280万円。「青色は面倒くさそう」の面倒の正体がソフトで消えている今、この差を取らない理由を探すほうが難しいと私は思っています。
たぬ吉
ぴよ
「記帳が大変」は今も本当か
複式簿記と聞くと簿記の資格が必要に思えますが、実務は「会計ソフトに明細を連携して、提案された仕訳を確認する」だけです。私は簿記の勉強をしていませんが、青色の記帳要件で困ったことはありません。大変だった時代の常識が、そのまま語り継がれているだけだと感じます。
白色でいい人もいる——正直な線引き
ここまで青色推しで書いてきましたが、正直に、白色のままでいい人もいます。次のどれかに当てはまる場合です。
- 事業がごく小規模で、課税所得がほとんど出ていない(控除の効果が薄い)
- 今年だけ単発の事業所得がある
- 申請期限を過ぎてしまった年(今年は白色、来年から青色に)
このあたりに当てはまるなら、白色で様子を見るのも合理的です。「全員今すぐ青色にすべき」とまでは言いません。
青色にする手続き——期限だけ注意
青色申告をするには「青色申告承認申請書」を税務署に出す必要があります。原則、青色にしたい年の3月15日まで。その年の1月16日以後に開業した場合は、開業日から2ヶ月以内が期限です(国税庁・2026年7月確認)。開業届とセットで出してしまうのが一番ラクで確実です。
※開業届の書き方を全項目解説については、以下の記事で紹介しています。
関連記事【緊張して出しに行った日の実録つき】開業届の書き方を全項目解説
この申請は一度出せば以降の年も自動で継続します。白色に戻すか、記帳義務違反などで承認が取り消されない限り、翌年以降に再提出する必要はありません(国税庁・2026年7月確認)。
よくある質問
Q. 白色から青色に、途中で変えられる?
変えられます。ただしその年の3月15日まで(新規開業ならおおむね開業から2ヶ月以内)に「青色申告承認申請書」を出す必要があります。
Q. 青色は帳簿が大変そう…
会計ソフトに口座とカードを連携すれば、日々の作業は自動で入った明細を確認するだけになります。手書きの複式簿記を想像しなくて大丈夫です。
Q. 赤字なら青色にする意味はない?
あります。青色なら赤字を3年繰り越して、黒字の年の所得から引けるので、開業初期こそ効きます。
※青色申告65万円控除の最短ルートについては、以下の記事で紹介しています。
関連記事【e-Taxがわからなくても取れる】青色申告65万円控除の最短ルート
※確定申告でカード明細をどう使ったか全記録については、以下の記事で紹介しています。
関連記事【受付初日に出す派の実録】確定申告でカード明細をどう使ったか全記録
まとめ
迷うなら青色です。控除の差は課税所得200万円でも年約13万円、1,000万円なら約28万円にのぼり、これを毎年見送る理由を探すほうが難しいと感じています。「記帳が大変」というイメージも今は薄れていて、簿記知識のない私自身、会計ソフトに明細を任せるだけで青色の要件を満たせています。ただしごく小規模で控除の効果が薄いなら白色で様子見も合理的で、青色にする場合は事前申請制のため開業届とセットで提出するのが鉄則です。
たぬ吉
ぴよ
青色にすると税金がどう変わるか、来年の見積もりまでやると効果が実感できます。
\ 次に読むなら /【個人事業主の税金カレンダー】今年の売上が分かれば、来年の税金はいくら?
※私は税理士ではありません。制度の説明は国税庁など一次情報を確認していますが、個別のケースは税務署・税理士にご確認ください。
