こんな悩み、ありませんか?

たぬ吉 たぬ吉
取引先の社長の結婚式に呼ばれたんじゃが、ご祝儀は経費になるんかのう?
ぴよ ぴよ
領収書をくださいって言えない場面ナンバーワンですね…!

なります——事業の関係者なら。ご祝儀・お香典・差し入れは「領収書が存在しない経費」の代表格。記録の方法(出金伝票)とセットで、ニッチだけど確実に役立つ話をします。

ちなみに、帳簿に載せた後の確定申告そのものは、私はタックスナップに丸投げしています(2年使った本音レビューがあります)。

結論:事業関係者への慶弔費は経費になり得る

線引きは「事業の関係か、私的な関係か」。整理するとこうなります。

慶弔費のOKとNG
1事業関係者への慶弔費はOK(接待交際費)
2親族・友人など私的な関係はNG(生活費)
3社会通念上の相場の範囲で。過大な額は説明がつかない
4出金伝票+招待状で記録
ハリマネ ハリマネ
慶弔費は「気持ちのお金」ですが、事業の関係なら経費です。
当日は会計のことを忘れて、後で出金伝票に書けば十分です🦔

領収書がない——だから出金伝票

ご祝儀に領収書は出ません。こういう時のための道具が出金伝票です。日付・相手・金額・目的を自分で記録して証拠にする。招待状や会葬礼状を一緒に保管すれば、説明力は十分です。書き方の詳細は出金伝票の記事へ。

※領収書がない支払いについては、以下の記事で紹介しています。

関連記事【出金伝票の使い方3分講座】領収書がない支払いはどうする?
出金伝票の記入例(ご祝儀の場合)
この4行を埋めるだけ。書式は自由で、100円ショップの伝票でも手書きのメモでも構いません
日付
2026年8月1日
支払先
〇〇商店 山田太郎 様
金額
30,000円
内容(摘要)
取引先 山田太郎氏 ご結婚祝い 接待交際費
コツは「内容」に相手と関係性まで書くことです。「ご祝儀 30,000円」だけだと、1年後の自分にも税務署にも、事業の支出だと説明できません。

※日付・金額・氏名は記入例です。招待状や会葬礼状を一緒に保管しておくと、さらに説明力が上がります。

差し入れ・お土産はどうか

患者さんやお客さんへの差し入れ・粗品も、事業のための支出なら経費になり得ます(接待交際費や広告宣伝費)。レシートが出る買い物なら通常どおり保存すればOK。誰に・何のためが言えることが、この費目のすべてです。

※個人事業主の食事代については、以下の記事で紹介しています。

関連記事【一人ランチの正直な線引き】個人事業主の食事代はどこまで経費?

私の実例——は、実はありません

正直に書くと、私はまだ事業関係の慶弔費を払った経験がありません。一人施術院は取引先が少なく、場面が来ないのです。それでもこの記事を書いたのは、「その日」は突然来るから。結婚式の招待状が届いてから調べるより、今3分で読んでおくほうが、当日は気持ちよくお祝いに集中できます。

よくある質問

Q. 友人や親族へのご祝儀・お香典も経費にできますか?

できません。経費になり得るのは事業関係者への慶弔費(接待交際費)で、親族・友人など私的な関係へのものは生活費です。線引きは「事業の関係か、私的な関係か」の一点です。

Q. ご祝儀には領収書がありませんが、どう記録すればいいですか?

出金伝票に日付・支払先・金額・内容を自分で記録して証拠にします。コツは「内容」欄に相手と関係性まで書くことで、招待状や会葬礼状を一緒に保管すれば説明力は十分です。書式は自由で、100円ショップの伝票でも手書きのメモでも構いません。

Q. ご祝儀の金額が大きくても全額経費にして大丈夫ですか?

社会通念上の相場の範囲であることが前提です。過大な額は説明がつかないため、事業関係者へのものでも相場から外れた金額は避けるのが安全です。

※レシートと領収書については、以下の記事で紹介しています。

関連記事【保存ルールと私の押し入れ実録】レシートと領収書、どっちでもいい?

まとめ

事業関係者への祝儀・香典・お見舞いは、接待交際費として経費になり得ます。私的な関係への慶弔費はNGで、金額も社会通念上の相場の範囲が前提です。証拠は出金伝票に招待状や会葬礼状を添えるのが定石——こういう場面は突然来るので、先に知っておけば当日は相手のことだけに集中できます。

たぬ吉 たぬ吉
「その日」が来ても慌てんで済むのう。
ぴよ ぴよ
お祝いに集中できるって、いい言葉です!

経費の線引きが整った先にあるのは、来年の税金です。金額の見当をつけておくと慌てません。

\ 次に読むなら /【個人事業主の税金カレンダー】今年の売上が分かれば、来年の税金はいくら?

※私は税理士ではありません。制度の説明は国税庁など一次情報を確認していますが、個別のケースは税務署・税理士にご確認ください。

ABOUT ME
アバター画像
ハリマネ
実店舗を経営する現役の個人事業主(鍼灸院をやっています)。事業のお金・経費・クレジットカードのことを、同じ立場の目線で「どこよりもわかりやすく」を目標に発信中。広告運用も帳簿も予約システムも、全部自分で触ってみる派のハリネズミです🦔