こんな悩み、ありませんか?

たぬ吉 たぬ吉
家族に手伝ってもらったら給料を払って経費にできると聞いたんじゃが、本当か?
ぴよ ぴよ
夫婦で所得分散!錬金術の香りがします!

青色事業専従者給与——制度は本物で、強力です。ただ「専従」の条件が厳しくて、うちみたいに配偶者が正社員の家庭では使えませんでした。僕が「使えたらいいのに」と調べて、使えないと分かって、それでも納得した話を書きます。

ちなみに、帳簿に載せた後の確定申告そのものは、僕はタックスナップに丸投げしています(2年使った本音レビューがあります)。

先に言うと、強力。ただ「専従」の壁が高くて、うちは越えられなかった

青色申告者が生計を一にする家族に払う給与は、届出をした上で要件を満たせば全額経費にできます(青色事業専従者給与)。所得を家族に分散できるので節税効果は大きい——ここまでは僕にも錬金術に見えました。問題は「専従」の定義でした。

※青色申告と白色申告、結局どっちについては、以下の記事で紹介しています。

関連記事【所得別の差額つき】青色申告と白色申告、結局どっちが得?
専従者給与を使える条件
4つ全部を満たして、はじめて経費にできる(この後、1つずつ見ていきます)
1青色申告者であること
2家族が6ヶ月超「専ら」従事
3他に本業があると原則NG
4届出+相当な給与+実払い
ハリマネ ハリマネ
僕も「使えたらいいのに」と思った側です。
でも配偶者の仕事を辞めさせてまで取る節税はない、が僕の正直な結論でした🦔

「専従」の壁——会社員の配偶者は原則アウトだった

僕が引っかかった最大のハードルが、この「専従」要件です。

  • その年の6ヶ月超、事業に専ら従事していることが必要
  • 他に本業がある家族は原則対象外——正社員として働く配偶者は「専ら従事」にならない
  • 学生・他のパート勤務にも制約。「ちょっと手伝い」では認められない
ハリマネ ハリマネ
うちはこの「専ら従事」で使えませんでした。
制度としては強力だけど、共働き世帯には届かないことのほうが多いみたい🦔

わが家のケース:使えない。そして、それでよかった

うちの妻は正社員です。つまり専従者給与は使えません。でも、わが家はそれで困ってません——生活費は妻の給与が支えて、事業収入は投資へ回す設計(わが家のお金の設計図)のほうが、所得分散より大きな安定を生んでるからです。

※わが家のお金の設計図「生活については、以下の記事で紹介しています。

関連記事【実録】わが家のお金の設計図「生活は妻の給与・事業収入は全部未来へ」

専従者給与は「家族を事業に巻き込む」制度なんですよね。配偶者のキャリアを止めてまで使う制度じゃない、というのが調べ終わった僕の実感です。節税より世帯全体の稼ぐ力——うちはこの軸で比べました。

※個人事業主については、以下の記事で紹介しています。

関連記事【社会保険の条件と落とし穴】個人事業主は配偶者の扶養に入れる?

使える人の手続き——僕は使えなかったけど、調べた3点

要件を満たせる人は、この3点を押さえれば使えるそうです。僕は使えなかった側ですが、調べたことを置いておきます。

  • 「青色事業専従者給与に関する届出書」を期限までに税務署へ
  • 給与額は労務の対価として相当な金額に(相場から乖離した高額はNG)
  • 実際に支払い、記録を残す(タダ働き扱いや帳簿上だけの支払いはNG)
ハリマネ ハリマネ
3つのうち1つでも欠けると、経費として認められないそうです。
届出・金額・実払いはセット。どれか1つだけ整えても意味がないみたいなので、そこだけ気をつけてね🦔

よくある質問

Q. 正社員として働いている配偶者に給料を払って経費にできますか?

原則できないそうです。青色事業専従者給与には「その年の6ヶ月超、事業に専ら従事」という要件があって、他に本業がある家族は原則対象外。わが家も妻が正社員なので、この制度は使えませんでした。

Q. 専従者給与を経費にするには何が必要ですか?

僕が調べた範囲だと、「青色事業専従者給与に関する届出書」を期限までに税務署へ提出して、給与額は労務の対価として相当な金額にして、実際に支払って記録を残す——この3点セットでした。どれか1つでも欠けると経費として認められないそうです。

Q. 節税のために配偶者に仕事を辞めてもらう価値はありますか?

僕の結論は「ない」でした。専従者給与は家族を事業に巻き込む制度で、配偶者のキャリアを止めてまで使う制度じゃないと思ってます。わが家は生活費を妻の給与が支えて、事業収入は投資へ回す設計のほうが、所得分散より大きな安定を生んでます。

まとめ

専従者給与は所得を家族に分散できる本物の節税策だけど、「その年の6ヶ月超、専ら従事」という壁が高くて、正社員の配偶者は原則使えません(わが家も対象外でした)。配偶者のキャリアを止めてまで使う制度じゃない、というのが僕の結論です。使える人は届出・相当な金額・実際の支払いの3点セット、ここだけ気をつけてみてください。

たぬ吉 たぬ吉
錬金術には条件があったんじゃな。
ぴよ ぴよ
世帯全体で考える視点、持ち帰ります!

経費の線引きが整った先にあるのは、来年の税金です。僕は金額の見当を先につけておいたら慌てなくなりました。

\ 次に読むなら /【個人事業主の税金カレンダー】今年の売上が分かれば、来年の税金はいくら?

※僕は税理士ではありません。制度の説明は国税庁など一次情報を確認していますが、個別のケースは税務署・税理士に確認してみてください。

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ハリマネ
実店舗を経営する現役の個人事業主(鍼灸院をやっています)。事業のお金・経費・クレジットカードのことを、同じ立場の目線で「どこよりもわかりやすく」を目標に発信中。広告運用も帳簿も予約システムも、全部自分で触ってみる派のハリネズミです🦔