【無字家計・毎月1日連載】第2号|負債797万円は、787万円になりました
こんな悩み、ありませんか?
たぬ吉
ぴよ
その「何も残らない感じ」を、僕は無字家計と呼んでます。赤字でもない、黒字でもない。この連載は、負債807万円を抱えた個人事業主の僕が、毎月1日に自分の数字を開いていく記録です。第2号は9月分。先に言っておくと、今月は負けました。しかも先月より大きく。
ハリマネ
9月の結果|負債7,970,867円 → 7,871,379円
まず本体の数字から。4本の借金は、9月の返済でこうなりました。
| 借金 | 8月末 | 9月末 | 差分 |
|---|---|---|---|
| 妻の車(1.95%) | 3,862,078円 | 3,818,009円 | ▲44,069円 |
| 僕の車(3.9%) | 1,754,636円 | 1,720,538円 | ▲34,098円 |
| 妻の奨学金(0%) | 1,975,137円 | 1,961,516円 | ▲13,621円 |
| 僕の奨学金(0.33%) | 379,016円 | 371,316円 | ▲7,700円 |
| 合計 | 7,970,867円 | 7,871,379円 | ▲99,488円 |
1ヶ月で▲99,488円。先月の▲99,303円とほぼ同じです。毎月決まった額を払って、決まったぶんだけ減る——返済って、本当に地味だなと思います。
この地味さを30回繰り返して、やっと300万円。つまり自然ペースだけでは、787万円は僕が50歳を過ぎるまで残り続けるということです。繰り上げの弾を作らないと終わらない、という事実が、毎月この表を作るたびに突きつけられます。
ハリマネ
9月の家計簿、答え合わせ|負け幅が3倍になりました
次に変動費です。先月は15,296円のオーバーで「負け」でした。9月はこうなりました。
| 9月の変動費 | 金額 |
|---|---|
| 変動費の予算 | 141,229円 |
| 変動費の実績 | 190,561円 |
| 結果 | 49,332円の予算オーバー(負け) |
負け幅は先月の3.2倍です。原因を家計簿で1件ずつ数えました。一番効いていたのは外食でした。
- 外食に分類された支出:20件・72,538円(変動費の実績の約4割)
- 車用品(スズキアリーナ):19,503円
- 皮膚科:11,264円
- ガソリン3回:14,774円
金額より、20件という回数のほうが効きました。72,538円と言われてもピンと来ませんが、「月に20回、外で食べている」と言われると生活の形が見えます。1回あたり3,600円。多くは1,000円台のチェーン店なので、回数のほうが効いているのが分かります。
9月に自分へ課した一手は「0円の日こそ、家計簿に0と書きに行く」でした。結果はこのとおりで、負け幅のほうが広がっています。記録は入口にすぎなくて、記録した数字を見てから手を止めるのは、まったく別の筋肉だった——これが9月に分かったことです。
8月は「負けが見えるようになったこと」が進歩でした。9月は「見えても止まらなかった」。進歩のつもりで同じ場所を回っていないか、来月の表が答えを出してくれます。
ハリマネ
設計の穴が1つ見つかりました|旅行66,800円の行き場
もうひとつ、9月には変動費とは別枠で66,800円が出ています。月岡温泉の宿泊代です(旅行は特別費なので、上の負けには含みません)。
ここで自分の設計の穴に気づきました。わが家の特別費の積立には、家電・税金・車の車検・カード年会費・お灸・タイヤの枠はあるのに、旅行の枠がありません。つまりこの66,800円は、どの枠からも出ていないお金です。
「毎月ではないけれど、将来必ず使うお金を先に積む」のが特別費の役目でした。旅行は、わが家にとって明らかにその一つです。それなのに枠がなかったのは、計画から漏れていたというより——行かないつもりでいたからだと思います。
読者と返した積立|今月は64円
このブログには「読まれた分だけ返済が進む」仕組みがあります。1PV=1円、固定ポスト1リポスト=5円を、毎月返済用の目的別口座に積み立てるルールです。9月分がこちら。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 1PV=1円(9月の表示回数 64回) | 64円 |
| 1リポスト=5円(9月 0件) | 0円 |
| 合計 | 64円 |
正直に書くと、8月の492円から大きく落ちました。理由ははっきりしていて、9月はSNSの投稿がほぼ止まっていたからです。
その代わりに何をしていたかというと、公開中の92本のうち80本を書き直していました。「教える人の文章」になっていた記事を、全部「経験した人の文章」に直す作業です。意味のある1ヶ月だったと思っています。ただ、直している間、画面の向こうには何も出ていきません。64という数字は、その1ヶ月をそのまま表しています。
読者と返した累計
¥986
内訳: 8月922円+9月64円|毎月1日更新
累計986円。1,000円には届きませんでした。この64円は、今日これから返済用の口座へ移します。
「仕込みの月は数字が止まる」。当たり前のことですが、自分の口座の中で見ると、当たり前がちゃんと痛いです。
次に倒す1本|僕の車のローン 172万円(金利3.9%)
807万円に返済の期限は付けません。届かない約束は信頼を壊すからです。その代わり、「次に倒す1本」にだけ照準を絞ります。ターゲットは先月と同じ、金利が一番高い僕の車のローンです。
- 残高: 1,720,538円(9月末・先月から▲34,098円)
- 金利: 3.9%(4本の中で最高)
- 返済: 月39,800円の自然ペース
- 完済目安: 2030年5月ごろ
繰り上げの弾は、今のところ986円。この1本を自然ペースより早く倒すには、桁がいくつも足りません。それでも「次に倒す1本」を決めておくと、臨時のお金が入ったときに行き先で迷わなくなります。迷わないことが、たぶん一番の節約です。
10月の一手|外食は「先に決めた日」だけ
9月の負けの中身は、外食20件に集約されていました。なので10月の一手は1つだけにします。
「外食は、カレンダーに先に書いた日だけ」。回数を減らすルールにはしません。減らすルールは我慢の量で決まるので、だいたい月末に崩れます。そうではなく、決めてから行く。9月に負けたのは、衝動で入った店の積み重ねだったからです。
もうひとつ、特別費に旅行の枠を作ります。66,800円を「なかったこと」にしないためです。行くなら、先に積む。
読んでくれた人への一歩も1つだけ指定します。今夜、先月の外食だけを数えてみてください。件数と合計金額、2つだけで構いません。金額より件数のほうが、生活の形がはっきり出ます。僕は20件でした。
ハリマネ
まとめ|第2号の記録
負債は7,970,867円から7,871,379円へ、1ヶ月で▲99,488円。変動費は予算141,229円に対して実績190,561円で、49,332円の負け——先月の3倍です。最大の原因は外食20件・72,538円で、特別費には旅行の枠がないという設計の穴も見つかりました。読者と返した積立は64円、累計986円。
勝った月より、負けた月のほうが書くことが多い。それが分かっただけでも、9月を開いた意味はあったと思っています。次回は11月1日、10月号でお会いしましょう。
